「早く高校生になりたい」

現在、おーたは(ほぼ)中学校に通っていません。

そして、彼の進路希望は N高 一択。
(ネットコースがメインの通信制高校です→N高等学校HPはこちら)

去年、学校説明会で副校長先生とお話をさせてもらってから、他の高校は目に入らなくなりました。

N高で学べる、編集技術やプログラミングなどに興味があり、他にも色々と、学んでみたいことがあるようです。

担任の先生も応援してくれています🙂

「うちの娘も、留学前にN高行きたかったんだよ！だから、資料もってるんだよ。」

って。びっくり！

もともとおーたは、小学生の頃から、食物調理科のある公立高校へ行くことを目指していました。

本来、学力的には何の問題なかったし、何の心配もしていなかったけれど、チック症状の爆発で学校へ行けなくなって

（『チック症状が爆発したわけ』）

字を書くことすら大変になってしまって。
勉強に取り組むどころではなく、まともにテストを受ける余裕なんてなくて…。

もちろん、学習点を上げることなどできるはずもなく。

志望校は諦めざるをえなかった。

１年生の三者懇談で

「私立の高校なら、説明会へ足を運んで相談すれば、考慮してもらえる可能性があるよ。本来の学力はこうです！って、２年生から挽回できれば可能性あるはず！」

と、私立の食物調理科を勧めいただいた。

それから

「入学時の知能テストの結果はめちゃくちゃ高かったんだよ。オール5取ってておかしくない結果で、すごいんだよ！」

と励ましてくれて。

その言葉を励みに、１年生の３学期は、何とか自宅学習に取り組んで頑張ったおーた。
２年生には、もっと症状がラクになって、学校に通えるようになると信じて。

でも、
進級して間もなく、息を小刻みに吐き続けるというチックが発作的に出るようになった。
上手く息が吸えなくて、苦しくて、怖くて。。。

そして、

学校へ行くのをやめた。

チック症状が爆発した当初は、どんなかたちであれ、学校へ通う、学校と関わっていく事が必要だと考えていました。

おーたにとって、学校へ行くことはストレス以外の何者でもなかったと思う。
チック症状が出ると、授業にも集中できないし、何より、やはり周りの目が気になる。

それでも、小・中学校の先生も

「気にすることはないよ。みんな受け入れる気持ち整えてるし」
「保健室登校や、放課後に来てもいいよ？」

学校を休めば休むほど、来にくくなるものだから、と、色々と提案してくれた。

私自身も、学校に復帰できることがおーたのためだと思っていたので、

「大丈夫！」

と励ましながら、少しでも学校へ行けるようにと働きかけていた。

友人の紹介で、精神科に通えるようになってから、少しずつ心の安定も取り戻し(本当に少しずつ)、ほんの少しだけちっくりん(チック症状に付けた名前😗)との付き合い方もわかるようになっていたし、

大丈夫。きっとこのまま落ちついていく。普通に学校に通えるようになる。

希望の高校へ行く望みはつなげてあげたかった。

何とか定期テストを受けれるように、学校とも相談した。
それに向けて、どう自宅学習に取り組むか。
進路については本当に悩んだし、私自身が焦っていたと思う。

症状が改善することを期待する薬を飲み、安定剤を飲み
少し調子いいかなぁ？って、少しだけ学校へ行ってみる。

でもやっぱり、チックをすごく我慢して、周りの目を気にして、疲れ果ててしてしまう…。

そして、ちっくりんが暴れだす。ループ。

そんな息子を見ていて、さすがに思いましたよ。

いや、ホントは何度も葛藤していた思いですよ。

てか、

「学校って、安定剤を飲んで、無理してまで行かなきゃいけないとこ？」

はい。

母、吹っ切れました。

もし仮に、この先おーたのチック症状が軽くなったとして。
普通に高校に行けたとして。
普通に就職できたとして。

おーたにとっては、普通な会社務めは窮屈かもしれない。
いつなん時、症状が悪化するとも限らない。
心がすり減ってしまうかもしれない。
その時、親がそばで支えてあげられるとも限らない…。

そんな、爆弾抱えながらの「普通」の生活を目指すのがおーたのためなのかな？
それで自律していけるのかな？

違う。

おーたの未来の為に必要なのは

好きな事ととことん向き合って、自分の武器を見つけること。
そしてそれを収入につなげる方法、生きていく力を磨いていくこと。
そういう生き方があるんだって、想像すること。
そんな自分を創造していくこと。

そして、
それを全力でサポートすることが、今、私の親として一番の仕事。

 おーたは

「早く高校生になりたい」

って言います。

中学校へ行っていない後ろめたさから、早く自由になりたいから。

高校生になったらやりたいことがたくさんあるから。

もっと自分らしく生きられるって、希望があるから。

結論

自分の未来を想像できなくなるくらいなら
無理して学校に行く必要なんてない。

自分で未来を創造していけるのなら
無理して学校に行く必要なんてない。

と、私は思ってる。

✱2021年4月、志望通りS高等学校（N校と同じ）に入学しました✱

自宅の庭で焼肉ー🍺先日、ご近所からお肉のいいニオイが…。「いーなー。焼肉たべたーーーーい！！！」って言ってたおーたとたーたん。パパのお休み晴れて良かったね〜🎵二人ともご満悦😋